「京野菜の種類」
京野菜は京都独自に育まれた伝統野菜。伝統と文化の香る京野菜の数々を紹介します。
京野菜とは、京都で主に生産されている一群の野菜のことを指します。1987年に京都府が「京都の伝統野菜」34種を認定し、その後も幾つかの品種が認定されています。
現在、今日の伝統野菜41品目とブランド京野菜21品種が登録されており、一般的にこれらを総称して「京野菜」と呼んでいます。ただし、ブランド京野菜の中には「京筍」や「丹波栗」のように、品種としては一般的であるにも関わらず、付加価値としてブランド化しているものもあります。では、伝統的な京野菜の種類を紹介しましょう。
有名な京野菜の一つに「賀茂なす」があります。一般的ななすより大きく、かつ丸いのが特徴です。果肉が緻密で皮が薄く、柔らかいので美味です。煮物、焼き物、漬物など、どんな料理にも向きます。
さらに、「聖護院かぶ」は千枚漬けで有名です。京都の冬の味覚の代表です。「えび芋」も京らしい野菜です。品種としてはサトイモなのですが、栽培方法によってあの細長いエビのようなサトイモができるそうです。棒だらと一緒に炊く「芋棒」は京都を代表する庶民の味です。
「水菜」は伝統的な京野菜なのに全国区でよく消費されています。深く切れ込みの入った葉を持つ水菜。あのしゃくっとした歯応えに魅了された人は少なくありません。水菜サラダもいいですし、鍋に入れて「ハリハリ鍋」にしても美味しいものです。
さらに「聖護院大根」、「辛味大根」、「壬生菜」、「伏見唐辛子」、「堀川ごぼう」、「鹿ヶ谷かぼちゃ」、「九条ねぎ」、「くわい」などが京野菜として広く認知されています。
近所のスーパーでは水菜しか手に入らなくても、京都の錦市場に行けばほぼ全ての京野菜を買うことができます。京都に行く機会があるときには、これらの京野菜のことも是非、思い出してくださいね。